インフラに関する用語

インフラに関する用語

INSネットとは?NTTのISDN商用サービスを解説

INSネットとは、NTTが提供するISDN商用サービスです。ISDN(Integrated Services Digital Network)とは、音声やデータをデジタル信号に変換して送受信するネットワークシステムのことです。INSネットは、このISDN技術を利用して、従来の電話回線よりも高速で、音声とデータを同時に送受信できるサービスを提供しています。INSネットには、主に2つのタイプがあります。1つは「INSネット64」で、64kbpsのデータ伝送速度で、音声とデータを同時に送受信できます。もう1つは「INSネット1500」で、1.5Mbpsのデータ伝送速度で、高速インターネット接続や映像配信などの用途に適しています。
インフラに関する用語

VDSLとは?光ファイバーと組み合わせた超高速インターネット接続方式

VDSL(超高速デジタル加入者線)は、銅線電話回線を高速インターネット接続に利用するブロードバンド技術です。加入者宅から電話局までの距離が限られている場合に、高速かつ安定したインターネットアクセスを提供します。 VDSLは、電話線のツイストペア線路を利用して、従来のDSLよりもはるかに高速のデータ転送速度を実現します。最大速度は、距離や線路の品質によって異なりますが、理論上は100Mbpsを超える速度が可能です。これにより、ストリーミング、ゲーム、大容量ファイルのダウンロードなどの帯域幅を消費するアプリケーションを快適に利用できます。
インフラに関する用語

接触型ICカードについて

-接触型ICカードとは- 接触型ICカードは、非接触型ICカードとは異なり、カードと機器との物理的な接触が必要です。チップがカード内に埋め込まれており、カードをリーダーに挿入するか接触させることで、データの読み書きを行います。一般的な接触型ICカードとしては、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなどが挙げられます。このタイプのカードは、セキュリティが高いことが特徴で、データの耐タンパー性と信頼性を確保します。
インフラに関する用語

FTTD光ファイバーで快適ネット環境

FTTD(Fiber to the Distribution Point)とは、光ファイバーケーブルを電話局やインターネットサービスプロバイダー(ISP)から集合住宅やオフィスビルなどの配電拠点(DP)まで接続する通信方式です。DPからは、従来の銅線ケーブルを使用して、最終的に各家庭やオフィスに接続されます。 FTTDは、従来の銅線ADSLや光ファイバーFTTH(Fiber to the Home)と比較して、より高速かつ安定したインターネット接続を提供します。銅線は距離が長くなると信号が減衰するため、FTTHのように光ファイバーを家庭やオフィスまで直接接続できない場合に適しています。
インフラに関する用語

ネットワークセグメンテーション徹底解説 安全で効率的なデジタル空間の実現

ネットワークセグメンテーションについての質問 ITの初心者 ネットワークセグメンテーションの目的は何ですか? IT・PC専門家 ネットワークセグメンテーションの主な目的は、ネットワーク管理をより簡便にし、セキュリティを強化することにあります...
インフラに関する用語

「情報通信技術」をわかりやすく解説!ICTの基礎知識

本段落では、ICT(情報通信技術)の定義と意味について、わかりやすく解説します。情報通信技術とは、情報と通信を結びつける技術の総称です。情報とは、データ、テキスト、画像、音声、動画などのデジタル化された内容を指します。通信とは、情報を電気信号や電磁波に変換し、ネットワークを介して送信・受信するプロセスを指します。ICTは、これらの技術を組み合わせることで、情報の効率的な作成、共有、処理、保管、検索を実現します。
インフラに関する用語

ネットワークストレージ(NAS)とは?仕組みと用途を徹底解説

ネットワークストレージ(NAS)は、データを中央集中管理する専用ストレージサーバーです。ネットワークに接続されており、複数のコンピューター、サーバー、その他のデバイスとデータを共有します。NASは、従来のハードディスクドライブ(HDD)やより高速なソリッドステートドライブ(SSD)を備えています。 NASは、柔軟で拡張可能なストレージソリューションを提供します。容量を簡単に追加でき、異なるデバイスやオペレーティングシステムと互換性があります。また、データのバックアップ、共有、保護に使用することもできます。企業や個人ユーザーの間で、ファイル共有やコラボレーション、データ保護のニーズを満たすために広く使用されています。
インフラに関する用語

大型汎用機(メインフレーム)とは?仕組みと特徴

大型汎用機、別名メインフレームは、大きな規模でビジネスや科学計算を行うように設計されたコンピュータです。その特筆すべき特徴は、高い処理能力と信頼性です。メインフレームは、複数ユーザーが同時に使用できるため、大量のトランザクションを処理するのに適しています。また、重要な業務アプリケーションを実行するために使用されるため、高い信頼性が求められます。
インフラに関する用語

ファイルサーバーとは?仕組みや種類を初心者向けに解説

ファイルサーバーとは、複数のコンピュータやデバイスでファイルを共有するためのデータストレージデバイスです。ファイルサーバーは、通常、ネットワーク上に接続され、クライアントコンピュータがファイルのアクセス、保存、取得を行うことができます。ファイルサーバーを使用すると、複数のユーザーが同じファイルにアクセスし、共有することができ、データのバックアップと回復を中央管理できます。これにより、組織内でのファイル管理の効率化とセキュリティの向上につながります。
インフラに関する用語

ネットワーク仮想化の全貌 仕組みからメリット、未来展望まで徹底解説

セキュリティとトラフィック管理についての会話 ITの初心者 ネットワーク仮想化を実施すると、セキュリティ面にはどのような影響がありますか? IT・PC専門家 ネットワーク仮想化によって、各々の仮想ネットワークが独立して運営されるため、セキュ...
インフラに関する用語

フォールトトレランスとは?コンピュータシステムの耐障害性を高める方法

フォールトトレランスは、コンピュータシステムが故障や障害から回復できる能力を表します。障害が発生した場合、フォールトトレラントシステムは、システムの機能を維持または回復するための対策を講じます。 フォールトトレランスは、システムの可用性、信頼性、安全性を向上させます。可用性とは、システムがいつ機能しているか、信頼性とは、システムが故障する可能性がどの程度低いか、安全性とは、システムが障害時にデータや運用を保護する能力を指します。
インフラに関する用語

マイクロデータセンターの魅力とは?分散インフラで変わる未来

マイクロデータセンターについてのQ&A ITの初心者 マイクロデータセンターは、どのような場面でよく利用されているのでしょうか? IT・PC専門家 マイクロデータセンターは、リモートオフィス、小規模な店舗、工場など、データ処理が必要とされる...
インフラに関する用語

FTTxとは?種類と特徴を解説

-FTTxとは- FTTxとは、光ファイバーケーブルを家庭や企業まで引き込む通信方式の総称です。従来の銅線を使用した電話回線に代わり、より高速で安定したインターネット接続を実現します。FTTxは、光ファイバーを「どこまで」引き込むかによって、FTTH(ファイバー・トゥ・ザ・ホーム)、FTTB(ファイバー・トゥ・ザ・ビルディング)、FTTC(ファイバー・トゥ・ザ・カーブ)、FTTN(ファイバー・トゥ・ザ・ノード)などの種類があります。これらの種類は、それぞれ引き込み範囲が異なるため、速度やコストに違いが生じます。
インフラに関する用語

VPN完全ガイド セキュリティ強化と導入法を徹底解説

VPNに関する質問と回答 ITの初心者 VPNを使用することで、どのような利点が得られますか? IT・PC専門家 VPNを利用することにより、インターネット上でのプライバシーが格段に向上し、通信がしっかりと暗号化されるため、公共のWi-Fi...
インフラに関する用語

システムダウンとは何か?原因と対策

-システムダウンとは?- システムダウンとは、コンピュータシステムが機能しなくなる状態のことを指します。システムダウンが起きると、コンピュータやソフトウェアの操作ができなくなり、データのアクセスや処理が不可能になります。この状態が続くと、ビジネスや組織の運営に大きな支障をきたす可能性があります。
インフラに関する用語

住基ネットとは?

住基ネットとは、住民基本台帳(住民票)の情報を、全国の市町村が共有するコンピューターネットワークのことです。住基ネットは、住民の住所や氏名、生年月日などの基本的な情報を管理しており、行政手続きの効率化や行政サービスの向上を目的として整備されました。また、災害時の安否確認や行方不明者の捜索にも活用できます。
インフラに関する用語

スプリッターとは?ADSLで役立つ機器を解説

スプリッターの役割と仕組み スプリッターは、ADSL(非対称デジタル加入者線)サービスで使用する機器で、電話回線とデータ回線を分離する役割を担います。ADSLでは、電話回線の周波数帯域を音声信号とデータ信号に分割して使用します。 スプリッターは、電話回線から音声信号だけを取り出すフィルターの役割を果たし、データ信号はモデムに渡される仕組みになっています。これにより、電話通話中にインターネット接続が途切れないようにします。スプリッターは、電話回線とモデムの間に接続されます。
インフラに関する用語

オンラインストレージって?「ストレージサービス」を徹底解説

-ストレージサービスとは?- オンラインストレージサービスとは、インターネットを介してファイルを保存できるサービスです。従来、私たちは物理的なハードドライブやUSBメモリにデータを保存していましたが、オンラインストレージの登場により、より便利で安全なデータ管理が可能になりました。 オンラインストレージサービスを利用すると、コンピュータ、スマートフォン、タブレットなど、インターネットに接続できるデバイスからいつでもどこでもファイルにアクセスできます。データはクラウド上に安全に保存されるため、ハードドライブの故障やデバイスの紛失・盗難などのリスクから守られます。
インフラに関する用語

オンプレミスとは?自社運用システムの特徴

オンプレミスの仕組みとメリット・デメリット オンプレミスとは、自社でハードウェアとソフトウェアを所有・管理するシステムです。自社サーバーにアプリケーションやデータを格納し、自社ネットワーク内で運用されます。この仕組みでは、企業はシステムのすべての側面を完全に制御できます。 オンプレミスの主要なメリットは、カスタマイズ性とセキュリティが高いことです。企業は自社のニーズに合わせてシステムをカスタマイズでき、機密データを社内で安全に管理できます。また、オンプレミスのシステムは信頼性が高く、インターネット接続に依存しないため、業務の中断を最小限に抑えることができます。 一方で、オンプレミスの導入と維持には、ハードウェアやソフトウェアの購入、ITインフラの管理、メンテナンスに多額の投資が必要です。さらに、オンプレミスのシステムはスケーラビリティが低く、需要の変動に対応するのは困難な場合があります。
インフラに関する用語

懐かしの「Lモード」とは?

Lモードとは、モバイル通信規格「第3世代移動通信システム」(3G)の初期に導入された通信モードです。当初は「パケット通信方式」と呼ばれ、主にデータ通信に利用されていました。携帯電話をインターネットに接続したり、メールを送受信したりするために使用されていました。 Lモードの特徴は、通信速度が低く、料金が安価であったことです。当時の通信環境では、動画や音楽など大容量のデータのやり取りには向かなかったものの、メールやテキストメッセージなどのやり取りには十分な速度でした。また、料金体系も他の通信モードと比べて安く、気軽に利用できることが特徴でした。
インフラに関する用語

「BtoG」とは?電子入札取引を徹底解説

「BtoG」とは、企業(Business)から政府(Government)への取引を指します。電子入札とは、政府調達において、インターネットなどを利用して入札業務を電子化するシステムです。従来、紙面で実施されていた入札業務をオンライン化することで、業務の効率化と透明性の向上を目指しています。 BtoG取引の仕組みは以下の通りです。まず、政府機関が電子入札システムに調達案件を登録します。次に、登録された企業は電子入札システムを通じて入札を行います。入札は、価格や納期、品質など、あらかじめ設定された条件に基づいて行われます。入札結果に基づき、政府機関が最良の条件を提示した企業を選定します。選定後は、契約締結へと進みます。
インフラに関する用語

デュプレックスシステムとは?障害対策のための仕組み

デュプレックスシステムの概要 デュプレックスシステムとは、障害時にシステムを停止することなく運用を継続するための仕組みです。システムを冗長化し、一方が故障してももう一方がそれを補完することで、高い信頼性を確保します。通常、2つのサーバやネットワーク機器がデュプレックス構成で接続され、アクティブ/スタンバイまたはロードバランシング方式で動作します。アクティブ/スタンバイ方式では、一方がアクティブサーバとして稼働し、もう一方がスタンバイサーバとして待機しています。故障が発生すると、スタンバイサーバが自動的に引き継ぎます。ロードバランシング方式では、両方のサーバがアクティブで、負荷を分散して処理します。どちらの方式も、システムの停止を防ぎ、サービスの安定性を向上させるのに役立ちます。
インフラに関する用語

クラウドサービスとは?

-クラウドサービスの概要- クラウドサービスとは、インターネット経由で提供される、ソフトウェアやデータ、インフラストラクチャなどのコンピューティングリソースのことです。これらのリソースは、ユーザーが直接所有したり管理したりすることなく、アクセスや利用することができます。 クラウドサービスは、従来のオンプレミスソリューションとは異なり、ユーザーは物理的なハードウェアやソフトウェアを自社で所有する必要がありません。必要なときに必要なだけリソースを使用でき、必要に応じてスケールアップまたはスケールダウンできます。これにより、柔軟性、コスト効率、利便性が向上します。 クラウドサービスは、ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)、プラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)、インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス(IaaS)の3つの主要なカテゴリに分類できます。SaaSは、ユーザーがWebブラウザやモバイルアプリを使用してアクセスする、完全に管理されたアプリケーションを提供します。PaaSは、開発者が独自のアプリケーションを構築およびデプロイするためのプラットフォームを提供します。IaaSは、サーバー、ストレージ、ネットワークなどの基本的なコンピューティングリソースを提供します。
インフラに関する用語

コンピューター統合生産(CIM)とは?徹底解説

コンピュータ統合生産(CIM)とは、製造プロセス全体をコンピュータによって統合・制御するシステムです。これは、設計、生産計画、製造、在庫管理、品質管理などの機能を一つのシステムに集約することを意味します。CIMの目的は、生産性の向上、コストの削減、リードタイムの短縮、製品品質の向上です。 CIMは、主に以下の要素で構成されています。 * -コンピュータ制御システム-製造プロセス全体を管理する中心的なコンピュータシステム。 * -自動化された製造装置-コンピュータによって制御される機械やロボット。 * -コンピュータ支援設計(CAD)技術-製品設計に使用されるソフトウェア。 * -コンピュータ支援製造(CAM)技術-製造プロセスを制御するためにCADシステムと連携するソフトウェア。 * -統合データベース-すべての製造データと情報を格納する中央リポジトリ。