ネットワーク

インフラに関する用語

UNIXとは?その歴史・特徴・種類を解説

UNIXの起源は、1960年代のベル研究所にまで遡ります。当初はMULTICSと呼ばれるOSの開発に関わっていましたが、その後、ケン・トンプソン氏とデニス・リッチー氏が、より小さく、高速なOSとしてUNIXを作成しました。最初のUNIXバージョンは、1971年にPDP-11ミニコンピュータ上でリリースされました。その後、UNIXは急速に普及し、1970年代半ばには、さまざまなコンピュータシステムに導入されるようになりました。
ネットワークに関する用語

TCP/IP徹底解説!仕組みと役割をわかりやすく解説

-TCP/IPとは?- TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)は、インターネットにおける主要な通信プロトコルです。ネットワークを介してデータを送受信する際のルールと手順を定義しています。TCP/IPは、物理的なネットワーク層と論理的なネットワーク層の両方で動作します。物理的なネットワーク層では、データの物理的な送信と受信を管理し、論理的なネットワーク層では、データのアドレス指定やルーティングを担当しています。TCP/IPは、ネットワークを介した情報の送受信を可能にするだけでなく、ネットワーク内のデバイス間でデータの整合性を維持する役割も担っています。
セキュリティに関する用語

DTCPとは?仕組み、特徴、用途を解説

DTCP(分散型コンテンツプロトコル)は、コンテンツの分散型配信を実現するために開発されたプロトコルです。特定のサーバに依存することなく、インターネット上の分散したノードネットワークを通じてコンテンツを配信します。これにより、高い可用性、耐障害性、スケーラビリティを実現しています。
ネットワークに関する用語

無線LANとは?わかりやすく解説

-無線LANとは何か- 無線LANとは、無線通信機能を利用したローカルエリアネットワーク(LAN)のことです。有線LANとは異なり、無線LANではネットワークケーブルを使わず、無線電波でデータのやり取りを行います。このため、無線LANに対応する機器であれば、物理的な距離に制限されずにネットワークに接続することができます。また、ネットワークの構成や再設定が容易で、柔軟性が高い点も特徴です。
ネットワークに関する用語

ISP(インターネットサービスプロバイダー)とは?

-ISPの基本的な役割- ISP(インターネットサービスプロバイダー)は、インターネットへの接続を提供する企業です。その主な役割は、ユーザーに以下を提供することです。 * -インターネット接続- ISPは、ユーザーのデバイスをインターネットに接続する手段(DSL、光ファイバー、ケーブルなど)を提供します。 * -IPアドレス- ISPは、ユーザーのデバイスに一意のIPアドレスを割り当てます。これにより、デバイスはインターネット上で識別され、通信できます。 * -DNSサービス- ISPは、DNS(ドメインネームシステム)サービスを提供します。これにより、ユーザーはウェブサイトのアドレス(ドメイン名)を入力することで、実際のIPアドレスに解決できます。 * -電子メールサービス- 多くのISPは、電子メールアカウントやメールサービスも提供しています。 * -セキュリティサービス- 一部のISPでは、ファイアウォールやアンチウィルスソフトウェアなどのセキュリティサービスも提供しています。
ネットワークに関する用語

インターネットプロトコル(IP)とは?仕組みや種類をわかりやすく解説

インターネットプロトコル(IP)とは、ネットワーク上のコンピュータやデバイスが、データをやりとりするために使用する一連の規則の集まりです。それらは、データの送り方を定義し、宛先を指定し、エラーを検出し、データを再送する役目を担います。IPは、インターネットの基礎となる通信プロトコルであり、すべてのインターネット接続されたデバイスは、IPアドレスと呼ばれる固有の識別子を持っています。
ネットワークに関する用語

ユビキタスネットワークとは?あますところなく広がるコンピュータの世界

ユビキタスネットワークとは、あらゆる場所に存在し、ユーザーの生活に常時密着したコンピュータネットワークのことです。いつでもどこでも、インターネットやさまざまなサービスに接続でき、ユーザーのニーズに合わせた情報を提供します。このネットワークは、センサ、モバイルデバイス、ワイヤレス通信インフラなどを組み合わせて構築されており、ユーザーは携帯電話、ラップトップ、スマート家電などのさまざまなデバイスを通じて、シームレスにアクセスできます。
ネットワークに関する用語

オフラインって何?コンピューターの基礎知識

オフラインって何?コンピューターの基礎知識 オフラインの意味 オフラインとは、コンピューターやデバイスがインターネットやネットワークに接続されていない状態のことです。オフラインでは、オンラインで利用できる機能やリソースにアクセスできません。通常、オフラインの状態になるのは、インターネット接続が切断されたか、デバイスのネットワーク設定が無効になっている場合です。オフラインでは、ローカルストレージに保存されたデータやアプリケーションのみを使用できます。
インフラに関する用語

無線LANアクセスポイントとは?仕組みと活用法をわかりやすく解説

無線LANアクセスポイントは、有線ネットワークと無線ネットワークをつなぐ役割を担っています。コンピュータやスマートフォンなどの無線LAN対応デバイスは、アクセスポイントを介してインターネットやローカルネットワークに接続します。 アクセスポイントは、無線信号を発信する無線LANアンテナを備えています。デバイスはアクセスポイントの無線範囲内に入ると、アクセスポイントからの信号を捉えて接続します。アクセスポイントは、アクセスポイントの安全性を確保するため、暗号化や認証などのセキュリティ機能を備えています。また、アクセスポイントには、QoS(Quality of Service)機能が搭載されている場合があり、特定のトラフィック(例動画ストリーミング)に優先度を付与して、安定した接続を維持します。
ハードウェアに関する用語

ネットワークプリンターとは?特徴やメリットをご紹介

ネットワークプリンターとは、ネットワーク経由で接続して使用できるプリンターのことです。従来のプリンターはUSBケーブルなどでパソコンと直接接続する必要がありましたが、ネットワークプリンターは有線LANや無線LANなどのネットワークに接続することで、複数のパソコンやスマートデバイスから印刷が可能になります。そのため、複数のユーザーが1台のプリンターを共有して利用できるというメリットがあります。また、ネットワークプリンターには、印刷ジョブの管理やプリンターの状態確認などができるWebインターフェイスが用意されていることが多く、リモートでの運用も容易です。
ネットワークに関する用語

WANとは?広域情報通信網の基礎知識をわかりやすく解説

広域情報通信網(WAN)とは、広大な地理的範囲にわたって複数のコンピュータやデバイスを接続する通信ネットワークのことです。企業や組織が複数の拠点や地域にまたがって接続する必要がある場合に利用されます。WANは、本社と支社、リモートワーカー、またはその他のビジネスパートナーを相互に接続することで、データの共有、アプリケーションへのアクセス、コミュニケーションを可能にします。
ネットワークに関する用語

広域ネットワーク(WAN)の基礎知識

広域ネットワーク(WAN)とは、地理的に離れた複数のコンピュータネットワークを接続する広域通信ネットワークのことです。大企業や政府機関などの大規模組織が、拠点間でデータ通信を行うために利用されています。WANは、企業の拠点間のファイルの共有やアプリケーションへのアクセス、ビデオ会議などのリアルタイム通信を可能にします。
ネットワークに関する用語

『P to P』とは?初心者のための解説

「P to P」とは、パーソナルコンピュータ(PC)同士を直接接続してデータやファイルのやり取りを行う通信方式のことです。通常のネットワークでは、PCとサーバが中心となって通信を行います。しかし、P to Pでは中央集権的なサーバを介さず、PC同士が対等な立場で直接やり取りを行います。
ネットワークに関する用語

IAPとは?インターネット接続を届けるプロバイダー

IAPとは、「インターネットアクセスプロバイダー」の略で、インターネット接続サービスを提供する事業者のことを指します。個人や企業にインターネットへのアクセス手段を提供し、通信速度、料金プラン、サポート体制などの面でさまざまなサービスを展開しています。
ネットワークに関する用語

ワイアスピードとは?仕組みやメリットを解説

ワイアスピードとは、ネットワークデバイスがデータを受信してから送信するまでの処理速度を指します。具体的には、デバイスが受信したデータを処理し、変換せずに、ラインレートで送信する速度のことです。ラインレートとは、ネットワークインターフェイスカードまたはスイッチングファブリックの最大データ転送速度を指します。
システム開発に関する用語

情報システムとは?仕組みと種類

情報システムとは、情報収集、処理、保存、および配信を行う一連のコンポーネントからなるシステムです。これにより、組織はデータを収集・分析し、意思決定を下し、業務を効率化できます。 情報システムは、次のような重要な役割を果たします。 * 業務処理の自動化ルーチン業務を自動化することで、時間を節約し、エラーを削減します。 * 情報共有組織内の異なる部門や社員が情報を容易かつ安全に共有できるようにします。 * 意思決定支援データ分析を通じて、組織は情報に基づいた意思決定を下し、パフォーマンスを向上させることができます。 * 洞察の提供情報システムは、組織のデータから価値ある洞察を引き出し、トレンドやパターンを特定し、将来の計画に役立ちます。
ネットワークに関する用語

負荷分散(ロードバランシング)を徹底解説

-負荷分散とは何か- 負荷分散とは、複数のサーバやリソース間で作業量やトラフィックを均等に配分する手法です。これにより、1台のサーバが過負荷になり、サービスが低下したり、停止したりするのを防ぎます。負荷分散を利用することで、可用性を向上させ、パフォーマンスを最適化し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。負荷分散は、大規模なWebサイトやアプリケーション、クラウド環境、その他高いトラフィック量を処理するシステムに広く利用されています。
インフラに関する用語

オンデマンドとは?その仕組みやメリット

「オンデマンドとは」、これは需要に合わせて商品やサービスを提供する方式を指します。従来の手法では、大量生産された製品が在庫に保管され、顧客が購入するのを待つというものでしたが、オンデマンドでは注文を受けてから製品を作成またはサービスを提供するのです。この方式は、顧客が望むものを正確に提供でき、在庫の過剰や廃棄を削減できるため、効率性と柔軟性を高めることができます。
ネットワークに関する用語

回線速度とは?通信速度との違いを解説

回線速度とは? 通信速度はそのスピードの名称ですが、回線速度は、通信回線を通じてどれだけ速くデータが転送できるかを表しています。つまり、回線速度は高速道路の幅を指し、通信速度は車(データ)のスピードを指します。回線速度が速いほど、通信速度も速くなる傾向がありますが、常に同じではありません。
ネットワークに関する用語

周波数帯域をわかりやすく解説

周波数帯域とはある特定の範囲内の周波数に対応する信号または波の集合です。電気的または機械的なシステムにおいて、特定の周波数帯域内の信号のみが通過したり、処理されたり、増幅されたりします。周波数帯域は、ヘルツ(Hz)という単位で表され、1 秒あたりの振動数を示します。
ネットワークに関する用語

専用線とは?特徴とメリットを分かりやすく解説

-専用線の定義と特徴- 専用線とは、特定の二点間を結ぶ専用回線のことです。主に企業や団体が自社の拠点やデータセンターを接続するために利用されています。通常のインターネット回線と異なり、他のユーザーと帯域幅を共有しないため、安定した高速通信が実現できます。 また、専用線には以下のような特徴があります。 * -高いセキュリティ- 専用線は特定の二点間を結ぶため、盗聴や不正アクセスなどのセキュリティリスクが軽減されます。 * -帯域幅の保証- 専用線では、契約した帯域幅が常に確保されるため、安定したパフォーマンスが期待できます。 * -優先制御- 専用線は、他のトラフィックよりも高い優先度で処理されるため、重要なビジネスアプリケーションが優先的に通信できます。 * -柔軟なカスタマイズ- 専用線は、企業や団体ごとに必要な帯域幅や接続距離に合わせて柔軟にカスタマイズできます。
インフラに関する用語

「SAN(Storage Area Network)」とは?仕組みや用途を徹底解説

SAN(Storage Area Network)とは、サーバやアプリケーションからアクセス可能な、専用のデータストレージネットワークです。SANは、ストレージデバイス(ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブなど)を単一のネットワークに統合し、中央管理できるようにします。このネットワークは通常、ファイバーチャネルプロトコルを使用して構成されます。 SANの構成は、ホストデバイス(サーバまたはアプリケーション)、スイッチファブリック、ストレージデバイスから成り立ちます。ホストデバイスはSANに接続してストレージを要求します。スイッチファブリックは、ホストデバイスとストレージデバイス間の通信を管理します。ストレージデバイスは、データを格納し、ホストデバイスからの要求に応答します。SANの主な利点としては、次のものがあります。 * データへの高速アクセス * ストレージ容量の集中管理 * データ保護と災害復旧の向上
ネットワークに関する用語

ブロードキャスト通信とは?仕組みと他の通信方法との違い

-ブロードキャスト通信の仕組み- ブロードキャスト通信は、送信側が一度に複数の受信者に同じメッセージを送信する通信方式です。具体的には、ブロードキャストネットワークと呼ばれる専用のチャネルを使用して、データが送受信されます。このチャネルは、複数のデバイスが同時にアクセスするための共通の媒体、たとえばイーサネットケーブル、Wi-Fiネットワーク、または衛星通信リンクです。 ブロードキャスト通信では、送信されたデータはチャネル全体に展開され、接続されているすべてのデバイスはデータを同時に受信できます。これと対照的に、ポイントツーポイント通信では、送信されたデータは特定の受信者にのみ送信されます。ブロードキャスト通信の主な利点は、複数のデバイスに効率的かつ個別に対処する必要がないことです。また、ネットワークに新しいデバイスを追加する場合にも便利であり、個別に構成する必要はありません。
ネットワークに関する用語

IPv4とは?その仕組みとIPv6との違い

IPv4(インターネットプロトコルバージョン4)は、インターネット上でデバイスを識別するためのアドレス割り当て方式です。このプロトコルでは、32ビットの数字列を使用して、インターネット上の各デバイスに固有のアドレスが割り当てられます。このアドレスは4つのセクションに分割され、各セクションは0~255の数字で構成されています。セクションは「ドット」で区切られます。 IPv4アドレスの例としては、「192.168.1.1」があります。このアドレスでは、192はネットワークID、168はサブネットID、1はホストIDを表しています。最後のドットの後の数字は、通常はホストのローカルインターフェイスを表します。