BNF(バッカス・ナウア記法)とは

ITの初心者
先生、「BNF」って何ですか?

IT・PC専門家
「BNF」は「バッカス・ナウア記法」の略で、コンピュータプログラミングにおいて言語の文法を形式的に表現する手法なんだ。

ITの初心者
「文法」とは具体的にはどんな意味ですか?

IT・PC専門家
プログラムを構成する要素やその順序、組み合わせのルールのことを指すんだ。BNFは、そのルールを記述するための特別な記法なんだよ。
BNFとは。
-IT用語『BNF』の説明-
-BNF(バッカス・ナウア記法)-は、記号を使って言語の構文を記述するための形式的な記法です。
-名前の由来-
BNFという名称は、この記法を考案したジョン・バッカス氏とピーター・ナウア氏の名前に由来しています。
BNFの概要

-BNFの概要-
バッカス・ナウア記法(BNF)は、プログラミング言語やデータ構造の構文を明確かつ簡潔に記述するための記法です。形式文法の一種で、記号と生成規則を用いて、言語の文(述語)を生成する方法を定義します。BNFは、コンパイラやインタープリタなど、コンピュータ言語を処理するツールとして広く利用されています。
BNFの生成規則では、非終端記号が終端記号や他の非終端記号のシーケンスに置き換わります。非終端記号は言語の文法的な要素を表す抽象的な記号であり、終端記号は実際にプログラミング言語で使用される具体的な単語やシンボルを指します。
BNFの目的

-BNFの目的-
BNF(バッカス・ナウア記法)の主な目的は、形式言語の構文を正確かつ簡潔に記述することです。形式言語とは、コンピュータプログラムやデータ構造など、特定の規則に従って構成された記号の集合を指します。
BNFを使うことで、言語の構造を階層的に定義できます。大きな構造を小さな構造に分解し整理することが可能です。これにより、言語の複雑さを効果的に管理し、構文規則を正確に表現できます。また、BNFは構文解析器やコンパイラなどのツールを作成する際にも活用され、言語の処理プロセスを自動化します。
BNFの構文

-BNFの構文-
BNF(バッカス・ナウア記法)は、形式文法を記述するためのメタ言語として機能します。BNFの構文は、以下のコンポーネントで構成されています。
* -非終端記号- 記号で表現され、他のシンボルや文字列に置き換わる抽象的な概念を示します。
* -終端記号- 文法内で定義されていない具体的なシンボルや文字列であり、置き換えられることはありません。
* -生成規則- 非終端記号を他のシンボルや終端記号のシーケンスに置き換えるルールで、コロン(:)とパイプ記号(|)で区切られます。
* -オプションシンボル- 角括弧([])で囲まれたシンボルやシーケンスを示し、置換可能であることを表します。
* -繰り返しシンボル- ブレース({})で囲まれ、任意の回数繰り返せるシンボルやシーケンスを示します。
BNFの構文は、形式文法を明確かつ簡潔に記述するために設計されており、これらのコンポーネントを組み合わせることで、開発者は複雑な構文ルールを効果的に表現できます。
BNFの利点

BNFの利点
BNFは構文を定義するために非常に広く使われている記法で、その大きな利点は明晰性と形式性にあります。明晰性はBNFの表記が人間にとって理解しやすい特性を意味し、形式性はコンピュータによる自動処理に適している特性を指します。このため、構文定義を正確かつ効率的に作成できます。
さらに、BNFは拡張性に優れ、構文定義の拡張が容易です。新しい文法規則や構文要素を既存の定義に追加でき、この柔軟性によりBNFはプログラミング言語の記述やデータベーススキーマの定義など、さまざまな構文定義タスクに応用されています。
BNFの活用事例

BNFの活用事例
BNFはコンピュータ言語の文法を定義するための強力なツールとして広く知られています。構文解析器やコンパイラの開発に多く使用されており、構文解析器は人間の言語をコンピュータが理解できる形式に変換するソフトウェアであり、コンパイラはソースコードを機械語に変換するためのソフトウェアです。
具体的には、BNFを使用して算術式の文法を定義することができます。次のような形式で定義できます。
= |
= | | ()
このように定義することで、算術式は項から始まり、演算子と項を使用して拡張できます。項は数値、変数、または括弧で囲まれた算術式として表現されます。この文法を利用し、簡単な構文解析器を作成して、ユーザーが入力した算術式が正しく記述されているかを検証することができます。
