ソースコード(source program)とは?意味や種類を解説

ソースコード(source program)とは?意味や種類を解説

ITの初心者

先生、「ソースプログラム」というIT用語の意味について教えていただけますか?

IT・PC専門家

「ソースプログラム」は、一般的に「ソースコード」とも呼ばれており、コンピュータープログラムを構成する一連の指示や命令から成り立っています。

ITの初心者

なるほど、つまりコンピューターに対する具体的な指示を記述したものということですね。

IT・PC専門家

その通りです。ソースコードは、プログラマーが人間に理解できる形で記述したコードであり、それをコンピューターが理解できる機械語に変換する必要があります。

source programとは。

IT用語における「ソースプログラム」は、別名「ソースコード」としても知られています。

ソースコードとは

ソースコードとは

ソースコードとは、コンピュータープログラムを作成する際に使用される人間が理解できる形式の記述を指します。このコードはプログラムの動作を定義するための命令やデータを含み、人間が読める英数字や記号を利用して記述されています。ソースコードは、コンピューターが直接実行できるオブジェクトコード(machine code)に変換される必要があるため、通常はテキストファイルという形式で保存されます。

ソースコードの種類

ソースコードの種類

ソースコードの種類は、その目的や用途によってさまざまに分類されます。主な種類を以下に示します。

  • -手書きコード- プログラムを直接手で書いたもの。
  • -タイプライタコード- タイプライタを用いて作成したもの。
  • -パンチカードコード- パンチカードに穴を開けて作成したもの。
  • -高水準言語コード- 人間にとって読みやすく書きやすいように設計されたプログラミング言語を用いたコード。
  • -低水準言語コード- コンピュータのアーキテクチャに密接に関連するコード。
  • -コンパイルコード- コンパイラと呼ばれるプログラムによって、低水準言語に変換されるコード。
  • -インタプリタコード- インタプリタと呼ばれるプログラムによって、実行時に逐次解釈されるコード。

ソースコードの用途

ソースコードの用途

ソースコードの用途は、コンピュータープログラムを作成するために不可欠な要素です。プログラムは、コンピュータに特定のタスクを実行させるための指示の集合体です。ソースコードは、これらの指示を人間が理解できる言語で記述しており、開発者はコードを作成し、編集することでプログラムを完成させます。その後、コンパイラーやインタプリタなどのツールを使用して、ソースコードをコンピュータが実行可能な機械語に変換するプロセスが行われます。

ソースコードとオブジェクトコードの違い

ソースコードとオブジェクトコードの違い

ソースコードとオブジェクトコードの主な違いは、ソースコードが人間が読める形式で記述されたプログラムコードであるのに対し、オブジェクトコードはコンピュータが直接実行可能な形式のコードである点です。

ソースコードは、プログラミング言語を用いて記述され、開発者の意図する動作を表現します。一方、オブジェクトコードは、ソースコードを機械語に変換した結果であり、コンピュータが理解し実行できる形に整えられています。

この変換プロセスには、コンパイルまたはインタプリトと呼ばれる工程が含まれます。コンパイルでは、ソースコード全体が一度に変換されるのに対し、インタプリトでは、コードが実行される際に逐次的に変換されます。

ソースコードのメリットとデメリット

ソースコードのメリットとデメリット

ソースコードの利用には、いくつかのメリットとデメリットが存在します。

  • -メリット-
    • 可読性と修正の容易さ– ソースコードは、人間が読み取ることができるため、必要な変更を行うことが容易にできます。
    • 移植性– ソースコードは、さまざまなオペレーティングシステムやプラットフォームに簡単に移植可能です。
    • カスタマイズ性– 特定のニーズに合わせて、コードを自由にカスタマイズすることができます。
  • -デメリット-
    • セキュリティ上の脆弱性– ソースコードには機密情報が含まれることが多く、これがセキュリティ上の脆弱性を引き起こす可能性があります。
    • 実行速度– ソースコードは、通常、コンパイルされたコードに比べて実行速度が遅くなる傾向があります。
    • デバッグの複雑性– ソースコードのデバッグは、コンパイルされたコードよりも難しくなる場合があります。
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