改行コードとは?〜OSごとの違い〜
ITの初心者
改行コードって具体的に何を指すのですか?
IT・PC専門家
改行コードとは、テキスト内において行の切れ目を示すための特定の文字コードのことを指します。このコード自体は、画面上や印刷物には表示されることはありません。
ITの初心者
なるほど。具体的には、Windowsでは「LF+CR」、MacOSでは「CR」、そしてUNIXでは「LF」が使われるということですね。
IT・PC専門家
その通りです。それぞれのオペレーティングシステム(OS)には異なる改行コードが存在するため、ファイルを異なるOS間でやり取りする際には、互換性に関して十分な注意を払う必要があります。
改行コードとは。
「改行コード」とは、ITの世界で使われる用語であり、改行を示すための文字コードを指します。通常、画面や印刷物上では表示されることはありません。
* Windowsでは:LF(ラインフィード)とCR(キャリッジリターン)の組み合わせ
* macOSでは:CR(キャリッジリターン)
* UNIXでは:LF(ラインフィード)
改行コードとは
改行コードとは、テキストファイル内で行を分けるために使われる特別な文字のことを指します。異なるオペレーティングシステム(OS)によって、使用される改行コードが異なるため、テキストファイルが異なるOS上で開かれた際に、表示が崩れることがあるのです。一般的な改行コードには、Windowsで用いられる「CRLF」(キャリッジリターン + ラインフィード)、Unix系やmacOSで使われる「LF」(ラインフィード)、Apple IIで使用される「CR」(キャリッジリターン)などがあります。
Windowsにおける改行コード
Windowsオペレーティングシステムでは、改行コードは通常、キャリッジリターン(CR)文字(ASCIIコード13)に続いて、ラインフィード(LF)文字(ASCIIコード10)の組み合わせで表現されています。この組み合わせは「CRLF」と呼ばれ、Windowsシステムにおいてテキストファイルの改行を示す標準的な方式とされています。そのため、Windows上で作成されたテキストファイルを開くと、各行の終わりには必ずCRLFが存在することになります。
MacOSにおける改行コード
MacOSで使用される改行コードは、主に“LF”(ラインフィード)です。この文字は改行を示すための単一の制御文字であり、テキストエディターやターミナルなどで頻繁に使用されています。
MacOSは長年にわたってLFを採用しており、この方針はUnix系オペレーティングシステムの多くでも共通しています。そのため、MacOSで作成されたテキストファイルは、他のUnix系システム(LinuxやBSDなど)でも問題なく認識され、適切に表示されることが一般的です。
UNIXにおける改行コード
-UNIXにおける改行コード-
UNIXプラットフォームでは、改行コードとして「LF(Line Feed)」のみが使用されます。この選択は、UNIXの起源であるTeletype端末が各行の最後にLFのみを出力していたことに由来しています。LFは制御文字の一種であり、カーソルを次の行の先頭に移動させる機能を持っています。
他のオペレーティングシステムとは異なり、UNIXではCR(キャリッジリターン)は改行コードとして採用されていません。これは、端末がキャリッジを物理的に戻し、次の行を開始するという動作に基づいています。UNIXでは、CRは制御文字として定義されており、LFと組み合わせて使用することでカーソルを次の行の先頭に移動させることがあります。
改行コードの重要性
改行コードの重要性は、データの保存や表示において大きな影響を与えます。改行コードが適切に設定されていないと、テキストがすべて一続きの行として表示されてしまい、非常に読みづらくなります。また、異なるOS間で改行コードに差異がある場合、データが正しく表示されなかったり、ファイルが破損する原因となることもあります。そのため、改行コードを正しく理解し、適切に使用することが、データの正確性や互換性を確保するためには非常に重要であると言えます。