【IT用語講座】BASICとは？
ITの初心者
先生、『BASIC』というプログラミング言語について詳しく教えていただけますか？
IT･PC専門家
BASICは、1964年にダートマス大学で開発された対話型のプログラミング言語で、非常に多くの人に親しまれています。
ITの初心者
その対話型という特性が、初心者にとって使いやすい理由なのですね。
IT･PC専門家
その通りです。対話型であるため、ユーザーがコマンドを入力すると即座に応答が返ってくる仕組みになっています。これにより、初心者でも容易に理解でき、効果的に学習することが可能です。
BASICとは。
「BASIC」は、コンピュータ用のプログラミング言語の一種です。この言語は、1964年にダートマス大学で「FORTRAN」の文法を基にして開発されました。対話形式で操作が行えるため、特に初心者にとって使いやすいという特性があります。1970年代後半から1980年代にかけてこの言語は急速に普及し、マイクロソフトが開発した「Visual Basic」などの派生言語も次々と登場しました。
BASICの基礎知識
「BASICの基礎知識」
BASICは、初心者を対象に設計されたプログラミング言語であり、その名前は「Beginners’ All-purpose Symbolic Instruction Code」の略称から来ています。1964年にジョン・ケメニーとトーマス・カーツがダートマス大学でこの言語を開発しました。BASICは、コンピュータサイエンスを学ぶ学生やプログラミング初心者にとって非常に使いやすい言語として位置づけられており、そのシンプルな構文は自然言語に近い表現を可能にしています。このため、初めてプログラミングを学ぶ人々にとっても理解しやすい言語となっています。
BASICの歴史
BASIC（Beginner’s All-purpose Symbolic Instruction Code）の歴史を振り返ると、その起源は1964年にまで遡ります。数学者でありコンピュータ科学者であったジョン・G・ケメニーとトーマス・E・カーツが、コンピュータに関する専門知識を持たない学生に対してコンピュータサイエンスを教えるために開発したのがこの言語です。
BASICのシンプルさと学びやすさはすぐに人気を集め、1970年代にはマイクロコンピュータが普及する中で広く利用されるようになりました。特に、マイクロソフト社が展開したBASICは、パーソナルコンピュータの急速な浸透とともに非常に多くの人々に利用され、BASICは一般家庭でも広く受け入れられるようになりました。
BASICの特徴
-BASICの特徴-
BASICの大きな特徴は、初心者でも容易にプログラミングを開始できる点にあります。この言語はシンプルな構文と明確なロジックを持っているため、プログラミングの基礎を学ぶのに非常に適した言語として広く認識されています。また、BASICは構造化プログラミング言語でもあり、プログラムをモジュール化して容易に管理できる利点があります。
さらに、BASICはインタプリタ言語であり、プログラムを事前にコンパイルするのではなく、実行時に逐次解釈されるため、プログラムを修正するたびに再コンパイルする必要がなく、開発作業の効率を高めることが可能です。
BASICの用途
BASICの用途
BASICは初心者向けに設計された言語であることから、比較的単純なプログラムを作成するために非常に適しています。このため、プログラミングの初心者や学生がプログラミングの基本を学ぶ際に使用されることが多いです。また、BASICは数値計算にも優れており、工学や科学の分野でのシミュレーションやデータ処理のプログラム作成にもよく利用されています。さらに、ビジネス分野においても、簡単なデータベース管理や計算を行うプログラムの作成に非常に役立つ言語です。
BASICの派生言語
BASICの派生言語
BASICは、時代とともに進化を続け、数多くの派生言語を生み出しました。これらの派生言語は、BASICの基本的な構文や機能を基にして、特定のプラットフォームや用途に合わせた改良や拡張が施されています。代表的な派生言語には、ビジュアルベーシック（Visual Basic、VB）、マイクロソフトのVisual Basic .NET（VB.NET）、フリーベーシック（FreeBASIC）、さらにはアマゾン・ウェブ・サービス（AWS）のAWS Lambda向けに設計されたコアBASICなどがあります。これらの派生言語はそれぞれ異なる用途と特性を持ち、開発者に多彩な選択肢を提供しています。