ファイル転送プロトコル（FTP/SFTP）の基本と使い方
ITの初心者
FTPやSFTPって何ですか？どうやって使うんですか？
IT･PC専門家
FTP（ファイル転送プロトコル）とSFTP（SSHファイル転送プロトコル）は、ネットワークを介してファイルを転送するための手段です。FTPは広く使われており、簡単にファイルを送受信できますが、セキュリティが弱いため、SFTPが推奨されます。SFTPはSSH（セキュア・シェル）を利用しており、より安全なファイル転送が可能です。
ITの初心者
具体的にどうやって使用するんですか？
IT･PC専門家
まず、FTP/SFTPクライアントソフトをインストールします。代表的なものにFileZillaやWinSCPがあります。ソフトを起動し、サーバーのアドレスやユーザー名、パスワードを入力して接続します。その後、ファイルをドラッグ＆ドロップすることで転送できます。
ファイル転送プロトコル（FTP/SFTP）の概要
ファイル転送プロトコル（FTP）とSSHファイル転送プロトコル（SFTP）は、ネットワークを介してファイルを送受信するための重要な技術です。特に、ウェブサイトの管理やデータのバックアップなど、さまざまな場面で利用されます。ここでは、両者の基本的な特徴と使い方について詳しく解説します。
FTPとは
FTPは、ファイルを転送するための通信プロトコルであり、インターネット上で広く利用されています。FTPを使用すると、クライアント（あなたのコンピュータ）とサーバー（ファイルを保存しているコンピュータ）間でデータを送受信することができます。FTPは非常に簡単に使えるため、初心者にも扱いやすいのが特徴です。一般的には、FTPクライアントという専用ソフトを使用して接続し、ファイルのアップロードやダウンロードを行います。
SFTPとは
SFTPは、FTPに比べてセキュリティが強化されたプロトコルです。SFTPはSSH（Secure Shell）を利用しており、データの暗号化が行われるため、より安全なファイル転送が可能です。特に、機密性の高いデータを扱う場合や、インターネット経由でファイルを送信する際には、SFTPの使用が推奨されます。
FTP/SFTPの基本的な使い方
FTPまたはSFTPを使用するためには、まずクライアントソフトをインストールします。以下は、一般的な手順です。
1. クライアントソフトの選定とインストール
代表的なFTP/SFTPクライアントソフトには、FileZillaやWinSCP、Cyberduckなどがあります。これらのソフトは無料で利用でき、初心者でも扱いやすいインターフェースを持っています。まずは公式サイトからソフトをダウンロードし、インストールします。
2. サーバーへの接続
ソフトを起動したら、サーバーへの接続を行います。接続には、次の情報が必要です。
- サーバーのアドレス
- ユーザー名
- パスワード
これらの情報は、サーバーの管理者から提供されることが一般的です。必要な情報を入力し、接続ボタンをクリックします。接続が成功すると、サーバー上のファイルが表示されます。
3. ファイルの転送
サーバーに接続できたら、ファイルの転送を行います。転送したいファイルを選択し、ドラッグ＆ドロップするだけで簡単にアップロード（サーバーにファイルを送る）やダウンロード（サーバーからファイルを受け取る）が可能です。ファイル転送の進行状況は、クライアントソフト上で確認できます。
FTP/SFTPのセキュリティ
FTPは便利ですが、セキュリティ面では注意が必要です。データが暗号化されずに送信されるため、悪意のある第三者に情報が漏洩するリスクがあります。これに対し、SFTPはデータ転送時に暗号化が行われるため、セキュリティが高いとされています。特に、パスワードや個人情報などの機密データを転送する場合は、SFTPを利用することを強くおすすめします。
まとめ
FTPとSFTPは、ファイルを転送するための基本的な技術ですが、それぞれの特性を理解することが重要です。FTPは簡単に利用できる一方で、セキュリティが弱いため、機密性の高いデータの転送にはSFTPの使用が望ましいです。クライアントソフトを使って簡単に接続し、ファイルを転送することができるため、ぜひ活用してみてください。安全なファイル転送のためにはSFTPを利用することが最も重要です。