PPPとは?電話回線でのインターネット接続プロトコル

ITの初心者
先生、「PPP」の意味について詳しく教えてもらえますか?

IT・PC専門家
PPPは「Point-to-Point Protocol」の略で、電話回線を利用して2つの遠隔にあるコンピュータを接続するための通信プロトコルだよ。

ITの初心者

IT・PC専門家
その通り!主にダイヤルアップ接続で使われているんだ。
PPPとは。
PPP(Point-to-Point Protocol)は、電話回線を通じてコンピュータをインターネットや他のネットワークに接続するために設計されたプロトコルです。特にダイヤルアップ接続で広く使用されています。
PPPの基礎知識

-PPPの基礎知識-
PPP(Point-to-Point Protocol)は、電話回線を含むシリアルインターフェイスを介してインターネットに接続するために用いられるプロトコルです。このプロトコルを使用することで、コンピュータはモデムやISDNアダプタを通じてインターネットサービスプロバイダー(ISP)に接続できます。
PPPはデータのフレーミング、カプセル化、エラー制御、認証や暗号化機能も備えており、接続のセキュリティを高めます。具体的には、PPPはIPCP(IP Control Protocol)を利用してIPアドレスのネゴシエーションを行い、LCP(Link Control Protocol)を用いてリンクの確立と維持を行います。
このプロトコルは電話回線だけでなく、ISDN、DSL、光ファイバーなど様々なシリアル接続にも適用可能です。しかし、現在はブロードバンド接続が一般的になっているため、PPPは主にダイヤルアップ接続やバックアップ接続で使用されることが多いです。
PPPの使用方法

PPPの使用方法
PPPは、電話回線を通じてインターネットに接続するための一般的なプロトコルです。このプロトコルを利用するためには、モデム、コンピュータ、そしてインターネットサービスプロバイダー(ISP)とのアカウントが必要です。PPPを使って接続する手順は以下の通りです。
- まず、モデムをコンピュータに接続します。
- 次に、ISPから提供された接続設定情報を確認します。
- その後、コンピュータ上でPPP接続の設定を行います。
- モデムを使ってISPにダイヤルします。
- 最後に、ユーザー名とパスワードを入力して認証を受けます。
PPPのメリットとデメリット

-PPPのメリットとデメリット-
PPP(ポイント・ツー・ポイント・プロトコル)は、電話回線を利用してインターネットに接続するためのプロトコルです。ダイヤルアップ接続の一般的な選択肢であり、以下のような利点があります。
- 簡単な設定: PPPは比較的簡単に設定でき、必要な設定情報はモデムやインターネットサービスプロバイダー(ISP)から提供されます。
- 安定した接続: PPPは、比較的安定した接続を提供し、データの損失が少ない傾向があります。
- 幅広いサポート: PPPは、Windows、MacOS、Linuxなど、多様なオペレーティングシステムに対応しています。
一方で、PPPには以下のようなデメリットも存在します。
- 速度が遅い: PPPの速度は、利用する電話回線の速度に依存し、ブロードバンド接続と比較すると非常に遅いです。
- 費用がかかる: ブロードバンド接続と比較すると、ダイヤルアップ接続にはコストがかかります。
- ダイヤルの必要性: インターネットに接続するためには、毎回ISPにダイヤルしなければならず、これが不便に感じることがあります。
PPPと他の接続方式との比較

PPPと他の接続方式の比較
PPPは、ダイヤルアップ接続において標準的なプロトコルですが、他の接続方式と比較するといくつかの利点と欠点があります。たとえば、DSLやケーブルインターネットといったブロードバンド接続は、より高速で安定した通信を提供しますが、一般的にはPPPよりもコストが高くなります。また、Wi-Fiやイーサネットなどの無線接続は、より柔軟性がありますが、干渉やセキュリティの問題に直面することがあります。
PPPの最大の利点は、既存の電話回線を利用できることで、これによりブロードバンド接続が利用できない地域でもインターネットにアクセスできます。さらに、PPPは比較的低コストで、多くのコンピュータとモデムでサポートされているため、多くのユーザーにとって手軽な選択肢となっています。
ただし、PPPはダイヤルアップ接続のため、ブロードバンド接続と比べると速度が劣り、接続の安定性にも欠ける部分があります。接続が切断されることや再接続が必要になることもあります。セキュリティ面でも、PPPは傍受や改ざんのリスクがあるため、注意が必要です。
PPPの将来展望

PPPの将来展望
PPPは、現在でもダイヤルアップインターネット接続の主要なプロトコルとして存在していますが、ブロードバンド接続の普及によってその役割は徐々に減少しています。しかし、モバイルネットワークやリモートアクセスの特定の用途では、依然として利用されています。
最近、PPPに対するセキュリティ上の脆弱性が指摘され、新たなプロトコルが開発されています。例えば、Point-to-Point Protocol over Ethernet(PPPoE)は、イーサネットネットワーク上でPPPを使用するためのプロトコルで、DSLやFTTHなどのブロードバンド接続で広く普及しています。
さらに、IPv6 over PPP(IPv6 over PPP)は、IPv6アドレス空間をPPPで扱うためのプロトコルであり、IPv6はインターネットの将来の成長を見据えて開発された新しいIPアドレス規格です。
これらの新しいプロトコルはPPPを置き換えるものではなく、特定の用途に応じてPPPを補完する役割を果たします。PPPは、ダイヤルアップ接続やリモートアクセスのシナリオにおいて依然として重要な役割を果たしていますが、ブロードバンド接続や最新のIPアドレス規格に関しては、より新しいプロトコルが主流となっています。
