LANボードとは?種類や役割を初心者向けに解説

LANボードとは?種類や役割を初心者向けに解説

ITの初心者

先生、『LANボード』って一体何ですか?

IT・PC専門家

LANボードとは、LANケーブルをパソコンなどのデバイスに接続するために使用される機器のことを指すんだよ。

ITの初心者

つまり、パソコンに直接LANケーブルをつなぐことができないということですか?

IT・PC専門家

その通りだよ。基本的にパソコンにはLANポートという接続端子が付いてはいるけれど、LANケーブルを直接接続できるのは限られたモデルに限られているんだ。そのため、ほとんどの場合、LANボードを使用して接続を変換する必要があるんだよ。

LANボードとは。

「LANボード」という言葉は、しばしばLANカードとも呼ばれることがあります。

LANボードとは何か

LANボードとは何か

LANボードとは、コンピュータにLAN(ローカルエリアネットワーク)への接続機能を追加するためのハードウェアコンポーネントを指します。これはネットワークインターフェイスカード(NIC)やイーサネットカードとも呼ばれ、コンピュータがインターネットや他のネットワークデバイスにアクセスする際に、非常に重要な役割を果たしています。

LANボードの役割

LANボードの役割

LANボードの役割は、コンピュータを有線ネットワークに接続することです。一般的にはネットワークカードと呼ばれ、コンピュータのマザーボードに挿入して使用します。LANボードは、ネットワーク上の他のデバイスと通信するためのインターフェースを搭載しており、通常はイーサネットケーブルを用いて接続されます。具体的には、データをパケットという小さな単位に分割し、ネットワーク上の他のデバイスに送信したり、受信したパケットをコンピュータに再構成して戻したりする機能を持っています。このような機能によって、ファイルの共有やインターネットへのアクセス、さらにはオンラインゲームなどのネットワーク機能も可能になります。

LANボードの種類

LANボードの種類

LANボードには、さまざまな用途や機能に応じた多くの種類があります。以下に主要なものを挙げてみます。

  • ・ギガビットイーサネット(GbE)ボード:ギガビット(10億ビット)毎秒の高速データ転送を実現する一般的なLANボードで、家庭や小規模オフィスで広く利用されています。
  • ・10ギガビットイーサネット(10GbE)ボード:10ギガビット毎秒の超高速データ転送を提供し、高帯域幅を必要とするサーバーやワークステーションに最適です。
  • ・ファイバーチャネル(FC)ボード:光ファイバーケーブルを使用することで、より長い距離での高速データ転送を実現します。ストレージエリアネットワーク(SAN)や大規模データセンターでの使用に適しています。
  • ・ワイヤレスLAN(WLAN)ボード:電波を利用してコンピュータをワイヤレスでネットワークに接続します。Wi-Fiルーターやアクセスポイントと通信する際に使用されます。

LANボードの選び方

LANボードの選び方

-LANボードの選び方-

LANボードを選ぶ際には、その用途やコンピュータの仕様をしっかりと考慮することが非常に重要です。以下にLANボードの選定におけるポイントを挙げます。

  • ・インターフェイスの種類:LANボードには、PCIe、USB、イーサネットなどさまざまなインターフェイスがあります。コンピュータのマザーボードに適合するインターフェイスを選ぶ必要があります。
  • ・通信速度:LANボードの通信速度は、イーサネットの規格によって異なります。ギガビットイーサネット(1000BASE-T)は、高速なインターネット接続に最適です。
  • ・LANポートの数:LANボードに搭載されているLANポートの数は、同時に接続できるデバイスの数を決定します。複数のデバイスを接続する必要がある場合は、ポート数が多いLANボードを選ぶことをお勧めします。
  • ・追加機能:一部のLANボードには、WOL(Wake-on-LAN)、QoS(Quality of Service)、ファイアウォールなどの便利な追加機能が備わっています。これらの機能は、利便性を高めたり、セキュリティを向上させたりするのに役立ちます。
  • ・ドライバのサポート:LANボードを正常に機能させるためには、適切なドライバが不可欠です。メーカーのWebサイトから定期的にドライバを更新し、最新の機能やセキュリティパッチを取得することが非常に重要です。

LANボードの取り付け方

LANボードの取り付け方

-LANボードの取り付け方-

LANボードをコンピュータに取り付ける際には、いくつかの手順をしっかりと守ることが求められます。まず、コンピュータの電源を切り、コンセントからプラグを抜いて作業を始めましょう。静電気が気になる場合は、金属製の物に触れて静電気を放電させることをお勧めします。

次に、コンピュータケースを開けて、メインボード上にあるPCI Expressスロットを探しましょう。このスロットは通常、縦長の形状で、他のスロットと明確に区別できます。見つけたら、LANボードの金属製ブラケットがケースの背面の空きスロットに合うように調整します。

LANボードをスロットに慎重に差し込み、しっかりと押し込んでスロットに固定してください。ブラケットをネジでしっかりと固定したら、コンピュータケースを元の状態に戻します。

最後に、コンピュータの電源を入れ、オペレーティングシステム(OS)を起動します。WindowsやMacでは、LANボードが自動的に認識され、追加のドライバーは不要です。ただし、Linuxなどの他のOSでは、追加のドライバーが必要になることがあります。ドライバーが正常にインストールされると、LANボードはすぐに使用可能となります。

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