HTTPってなに?基礎から解説

HTTPってなに?基礎から解説

ITの初心者

先生、HTTPについて詳しく教えていただけますか?

IT・PC専門家

HTTPとは、インターネット上でWebページやその他のリソースを取得するために使用されるプロトコルのことだよ。

ITの初心者

なるほど、つまりWebページを取得するための仕組みのことですね。

IT・PC専門家

その通り。HTTPでは、クライアント、つまりブラウザなどがサーバー、例えばWebサイトにリクエストを送り、そのリクエストに対してサーバーがWebページなどのリソースを返す仕組みになっているんだ。このプロセスは、”リクエスト-レスポンス”サイクルと呼ばれている。

ハイパーテキスト転送プロトコルとは。

IT用語である「ハイパーテキスト転送プロトコル」について詳しく説明します。(このプロトコルはHTTPと略されています。)

HTTPとは?

HTTPとは?

-HTTPとは?-

HTTP(Hypertext Transfer Protocol)とは、ウェブブラウザとウェブサーバの間でデータをやり取りするための一連のルールや手順のことを指します。このプロトコルを利用することで、ユーザーはインターネット上で様々なウェブページや画像などのコンテンツにアクセスすることが可能になります。

HTTPはクライアントサーバーモデルに基づいており、クライアント、通常はウェブブラウザがリクエストを送信し、サーバー、つまりウェブホスティングサービスのコンピュータがそれに応じてリソースを返します。このやり取りは、”リクエスト-レスポンス”サイクルとして知られています。

HTTPの仕組み

HTTPの仕組み

HTTP(Hypertext Transfer Protocol)の仕組みを理解するためには、まずクライアントとサーバーという2つの基本的な要素を考える必要があります。クライアントとは、ウェブページをリクエストするためのアプリケーションであり、一般的にはブラウザがこれに該当します。一方、サーバーとは、クライアントからのリクエストに応じてウェブページを提供するコンピュータやソフトウェアのことです。

HTTPでは、クライアントがリクエストをサーバーに送ると、サーバーはステータスコードと呼ばれる情報を含む応答を返します。このステータスコードは、リクエストが成功したかどうかを示す重要な番号です。例えば、200(OK)、404(ファイルが見つからない)、500(サーバーエラー)などが一般的なステータスコードです。

応答には、ヘッダー情報も含まれており、これにはウェブページの種類、サイズ、最終更新日時などの詳細が記載されています。また、ボディセクションには、実際のウェブページの内容が格納されています。

このように、HTTPはクライアントとサーバー間の通信を円滑に行うためのプロトコルとして機能し、ブラウザがユーザーにウェブページを表示できるようにしています。

HTTPメソッドの種類

HTTPメソッドの種類

次に、HTTPメソッドの種類について詳しく見ていきましょう。HTTPメソッドは、サーバーに対して行う操作を指定するためのコマンドのことを指します。主なHTTPメソッドは以下の通りです。

  • GETメソッド:指定されたURIのリソースを取得します。
  • POSTメソッド:サーバーにデータを投稿します。
  • PUTメソッド:指定されたURIに新しいリソースを作成または更新します。
  • DELETEメソッド:指定されたURIのリソースを削除します。
  • OPTIONSメソッド:指定されたURIに対して許可されたHTTPメソッドを照会します。
  • HEADメソッド:指定されたURIのリソースのヘッダー情報を取得します。
  • PATCHメソッド:指定されたURIのリソースの一部分を更新します。

HTTPステータスコード

HTTPステータスコード

-HTTPステータスコード-

HTTPステータスコードとは、WebサーバーがクライアントのHTTPリクエストに対して返答する際に使用される3桁の数値のことです。このコードは、リクエストが成功したのか失敗したのか、または特定のエラーが発生したのかに関する重要な情報を提供します。HTTPステータスコードには、以下のような一般的な種類があります。

  • 200 OK:リクエストが正常に処理されました。
  • 404 Not Found:サーバーは要求されたリソースを見つけることができませんでした。
  • 500 Internal Server Error:サーバーで予期しないエラーが発生しました。

HTTPステータスコードは、Web開発者にとってデバッグや問題解決の際に非常に役立ちます。クライアントが受け取る応答コードを理解することで、開発者は問題の根本原因を特定することができ、適切な対策を講じることができます。また、Webサーバーの管理者にとっても、サーバーのパフォーマンスを監視したり、潜在的な問題を見つけたりするために重要です。

HTTPヘッダー

HTTPヘッダー

-HTTPヘッダー-

HTTPヘッダーとは、HTTPリクエストとHTTPレスポンスの両方に含まれるメタデータのことです。このメタデータには、コンテンツタイプ、接続設定、キャッシュポリシーなど、さまざまな情報が含まれています。

HTTPヘッダーは、多岐にわたる目的で使用されます。例えば:

  • ブラウザにコンテンツの種類を通知する(テキスト、HTML、画像など)
  • キャッシュポリシーの指定(コンテンツがブラウザにキャッシュされるべき期間)
  • 認証情報の提供(保護されたコンテンツへのアクセスを許可)
  • クッキーの設定(ユーザーのセッションを追跡)

このように、ヘッダーはリクエストとレスポンスの両方で確認することができ、リクエストヘッダーにはブラウザがサーバーに送信する情報が含まれ、応答ヘッダーにはサーバーがブラウザに返す情報が含まれています。

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