「Google DNS・Cloudflare DNS」の設定方法を詳しく解説！

Google DNS・Cloudflare DNSを設定する手順についての質問

Google DNS・Cloudflare DNSの基礎知識

インターネットを利用する上で、DNS（Domain Name System）は非常に重要な役割を果たしています。DNSは、ウェブサイトのドメイン名をIPアドレスに変換する仕組みです。これにより、ユーザーは「www.example.com」と入力するだけで、実際のIPアドレスを意識することなくウェブサイトにアクセスできます。

DNSの重要性

一般的に、ISP（インターネットサービスプロバイダー）が提供するDNSサーバーが使用されますが、これには速度やセキュリティの面で課題があることがあります。そこで、多くのユーザーが利用するのが、Google DNSやCloudflare DNSです。

Google DNSとは

Google DNSは、Googleが提供する無料のDNSサービスです。主な特徴は以下の通りです：

• IPアドレスは8.8.8.8と8.8.4.4です。
• 高速な応答時間で、安定した接続が可能です。
• セキュリティ機能が強化されており、フィッシングサイトからの保護が期待できます。

Cloudflare DNSとは

Cloudflare DNSは、Cloudflareが提供するサービスで、特にプライバシーに配慮されています。主な特徴は以下の通りです：

• IPアドレスは1.1.1.1と1.0.0.1です。
• 非常に高速で、ウェブサイトの読み込み速度の向上が期待できます。
• ユーザーのプライバシーを守るために、DNSクエリのログを保存しないポリシーを採用しています。

DNS設定の手順

それでは、具体的にGoogle DNSおよびCloudflare DNSを設定する手順を説明します。この手順は、Windows、macOS、ルーターに共通の基本的な流れです。

1. Windowsの場合

1. 「ネットワークとインターネットの設定」を開きます。
2. 「アダプターのオプションを変更する」をクリックします。
3. 使用しているネットワーク接続を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
4. 「インターネットプロトコルバージョン4 (TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
5. 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択し、Googleの場合は「8.8.8.8」と「8.8.4.4」、Cloudflareの場合は「1.1.1.1」と「1.0.0.1」を入力します。
6. 「OK」をクリックして設定を保存します。

2. macOSの場合

1. 「システム環境設定」を開き、「ネットワーク」を選択します。
2. 使用しているネットワーク接続を選択し、「詳細」をクリックします。
3. 「DNS」タブを選択し、左下の「+」ボタンをクリックしてDNSサーバーとしてGoogleまたはCloudflareのアドレスを追加します。
4. 「OK」をクリックして設定を保存します。

3. ルーターの場合

ルーターの設定画面にアクセスし、DNS設定の項目を見つけます。ここにGoogleまたはCloudflareのDNSアドレスを入力し、設定を保存します。具体的な手順はルーターのモデルによって異なるため、取扱説明書を参照してください。

設定後の確認

DNSの設定が完了したら、正しく設定されているか確認しましょう。ブラウザを開き、適当なウェブサイトにアクセスして、ページが正常に表示されれば成功です。また、DNSの動作確認には「nslookup」コマンドを使用することもできます。コマンドプロンプトまたはターミナルを開いて、次のように入力します：

nslookup www.example.com

これにより、指定したDNSサーバーが正しく機能しているか確認できます。

まとめ

Google DNSやCloudflare DNSを設定することで、インターネットの速度やセキュリティが向上する可能性があります。設定手順は非常にシンプルなため、ぜひ試してみてください。安全で快適なインターネット環境を実現するために、DNSの設定を見直すことは有意義なステップです。