出力画素数とは？記録画素数との違い

出力画素数とは？記録画素数との違い

出力画素数について

出力画素数は、カメラが生成する最終的な画像の解像度を示す数値で、この数値は画像の幅と高さのピクセル数を掛け算して求められます。例えば、解像度が1920×1080の画像の場合、1920個の横ピクセルと1080個の縦ピクセルによって構成され、出力画素数は2,073,600になります。出力画素数は画像のシャープネスやディテールに大きな影響を与え、高い出力画素数を持つ画像は、より詳細で鮮明に見えるのが特長です。

記録画素数との違い

記録画素数は、イメージセンサーに取り込まれる元データの解像度を示し、出力画素数は処理や圧縮を経て最終的に表示される画像の解像度を示します。言い換えれば、記録画素数は画像の原始データの質を表し、出力画素数は最終的な画像の品質や解像度を示すものです。

出力画素数の種類

出力画素数には、以下のような種類があります。

* -有効画素数-実際に画像を形成するために使用される画素数であり、これを基準に他の画素数と比較すると良いでしょう。
* -総画素数-デバイスに搭載されているすべての画素数を指し、通常は有効画素数よりも多いです。受光用の不要な画素や製造過程で発生する不良画素も含まれます。
* -割り当て画素数-総画素数を有効画素数で割ったものです。一般的に、割り当て画素数は2×2、3×3、4×4などがあり、割り当て画素数が小さいほど高感度になります。ただし、同じ総画素数でも割り当て画素数が異なると、有効画素数も変化しますので注意が必要です。

出力画素数のメリット

出力画素数には、高解像度を実現できるという大きな利点があります。画素数が多いほど、細部までしっかりと表現でき、結果として鮮やかで精緻な画像が作成されます。特に、大型テレビやモニター、プロジェクターなどで大きな画像を表示する際には、高い出力画素数があれば、より鮮明な映像を楽しむことができます。また、出力画素数が高いことで、画像を拡大しても画質が大きく低下することなく、細かい部分まで鮮明に表示されるという特性もあります。

出力画素数の設定方法

-出力画素数の設定方法-

出力画素数の設定は、以下の手順で行います。

1. カメラのメニューから「画像サイズ」または「画素数」を選択します。
2. 出力画素数のオプションが表示されます（例：3840×2160、1920×1080、1280×720）。
3. 撮影したい出力画素数を選択します。
4. 設定を保存します。

通常、カメラのネイティブ出力画素数を選ぶことが推奨されます。ネイティブ出力画素数では、センサーの全解像度が活用され、最高の画質が得られます。ただし、ファイルサイズや処理時間を短縮したい場合には、より低い出力画素数を選択することも可能です。