FATファイルシステムとは?特徴と種類を解説

ITの初心者
先生、『FATファイルシステム』について詳しく教えてもらえますか?

IT・PC専門家
FATファイルシステムは「ファイル割り当てテーブル」の略で、ファイルがどこに保存されているかを記録するためのテーブルを示しています。

ITの初心者
なるほど、つまりファイルの格納場所が記録されているわけですね。

IT・PC専門家
その通り。FATファイルシステムは、リムーバブルディスクやフロッピーディスクなど、ストレージ容量が限られているデバイスで広く利用されています。
FATファイルシステムとは。
「FATファイルシステム」とは、一般に「FAT」と呼ばれるファイルシステムの一種を指します。
FATファイルシステムの概要

-FATファイルシステムについて-
FAT(ファイル割り当てテーブル)ファイルシステムは、長い歴史を持ち、広く利用されているファイルシステムの一つです。その最大の特徴は、シンプルさと高い互換性です。FATは、ファイルデータを固定サイズのクラスタに分割して保存します。各クラスタには、そのクラスタに保存されているファイル内のデータを示すエントリがFATテーブルに記録されています。この構造により、比較的単純な形が実現され、実装や管理が容易です。
また、FATファイルシステムは、多くのオペレーティングシステムとの高い互換性を持っています。Windows、Mac、Linuxなど、様々なプラットフォームで使用可能です。この特性は、外部ドライブやUSBメモリなどのポータブルメディアを通じてファイルを共有する際に非常に便利です。
FATファイルシステムの特徴

FATファイルシステムの特徴としてまず挙げられるのがそのシンプルさです。構造が比較的単純で、この特性から古いシステムや小容量のストレージデバイスに特に適しています。また、互換性の高さも大きなポイントであり、多様なオペレーティングシステムやデバイスで広くサポートされています。さらに、ファイルの管理が容易で、ファイル名やファイルサイズなどの基本情報を格納しています。ただし、ファイルの検索やアクセス速度が遅くなる可能性があり、特に大容量のファイルや大量のデータを扱う際には注意が必要です。
FATファイルシステムの種類

-FATファイルシステムのバージョン-
FATファイルシステムには、いくつかの異なるバージョンがあります。主なものを以下に示します。
-FAT12- これは最も基本的なFATファイルシステムで、12ビットのクラスタアドレスを使用します。クラスタサイズは2KBで、最大パーティションサイズは16MBです。
-FAT16- FAT12の拡張版で、16ビットのクラスタアドレスを使用します。クラスタサイズは4KBから64KBに対応し、最大パーティションサイズは2GBです。
-FAT32- FAT16を改良したもので、32ビットのクラスタアドレスを使用します。クラスタサイズは4KBから128MBまで選択可能で、最大パーティションサイズは2TBに達します。
FATファイルシステムの利点

-FATファイルシステムの利点-
FATファイルシステムの大きな利点の一つは、その簡潔で高速な構造です。ファイルの管理方法がシンプルであるため、データへのアクセスや操作が容易で、他のファイルシステムと比較しても高速に動作します。また、互換性の高さも際立っており、多くのオペレーティングシステムやデバイスで幅広く認識されています。これにより、異なるシステム間でデータをスムーズに共有することが可能です。さらに、軽量で実装が容易であるため、リソースが限られているシステムでも効果的に利用できるのが魅力です。
FATファイルシステムの欠点

-FATファイルシステムの欠点-
FATファイルシステムは、そのシンプルさと普及度から多くの利点を享受していますが、いくつかの欠点も存在します。まず、ファイルの最大サイズは32GBに制限されているため、大きなファイルの取り扱いには向いていません。また、ディスク容量が増えると、小さなファイルが多数存在する場合、FATテーブルが断片化され、結果としてアクセス速度が低下することがあります。さらに、FATファイルシステムはジャーナリング機能を持たないため、システム障害や停電時にデータが破損するリスクが高まります。
