ネットワークに関する用語

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P2Pソフトとは?その仕組みや種類を解説

P2Pソフトの概要 ピアツーピア(P2P)ソフトとは、中心となるサーバーが存在しないネットワークを形成し、コンピュータ同士でファイルを共有するソフトウェアのことです。従来のクライアント/サーバー型のモデルとは異なり、P2Pネットワークでは、すべての参加者が同時にサーバーとしてもクライアントとしても機能します。つまり、P2Pソフトを使用すると、他のユーザーが共有しているファイルを直接ダウンロードしたり、自分のファイルを共有したりすることができます。
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IP放送の基本知識

-IP放送とは?- IP放送とは、インターネットプロトコル(IP)を使用して、テレビやラジオ放送を配信する放送方式です。従来の地上波、BS、CS放送とは異なり、パケット通信と呼ばれる技術を使用しています。パケット通信では、放送されるコンテンツが小さなデータ単位(パケット)に分割され、インターネットを通じて配信されます。
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グリッドコンピューティングの仕組みと活用方法

グリッドコンピューティングとは、地理的に離れた複数のコンピュータをネットワークで接続し、仮想的な単一コンピュータシステムとして活用する技術のことです。各コンピュータは、個々のタスクやサブタスクを担当し、全体として大きな計算処理を実行します。グリッドは、並列分散処理の一形態であり、膨大な計算リソースを効率的に利用することができます。
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データ伝送速度とは?通信速度との違い

データ伝送速度とは、デジタルデータを通信回線などを介して送受信する際の速度を指します。単位は通常、bps(ビット・パー・セカンド)またはその倍数(kbps、Mbpsなど)で表されます。データ伝送速度は、ファイルのダウンロードや動画ストリーミングなどのネットワーク上でのデータの移動に大きく影響します。
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インターネットアクセスプロバイダーとは?

-インターネットアクセスプロバイダーとは- インターネットアクセスプロバイダー(ISP)とは、家庭や企業にインターネットへの接続を提供する会社です。ISPは、モデムやルーターを通じて、高速ブロードバンドサービスやダイヤルアップ接続などのインターネットアクセスを顧客に提供します。ISPは、住宅、商業施設、さらにはモバイルデバイスまで、さまざまなプラットフォームでサービスを提供しています。
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電灯線搬送通信とは?

電灯線搬送通信の概要 電灯線搬送通信とは、電灯線などの電力線を通信路として利用する通信方式です。既存の電力線をそのまま活用するため、新たに通信回線を敷設する必要がありません。そのため、導入コストが低く、迅速かつ柔軟に通信システムを構築できます。 電灯線搬送通信では、電力線の周波数帯域を利用して、音声、データ、映像などの通信を行います。通常は電力線に高周波の搬送波を重畳し、通信信号を伝送します。この搬送波は、電力線の持つインピーダンスを利用して、通信信号を目的地まで効率的に伝達します。
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IPv4とは?その仕組みとIPv6との違い

IPv4(インターネットプロトコルバージョン4)は、インターネット上でデバイスを識別するためのアドレス割り当て方式です。このプロトコルでは、32ビットの数字列を使用して、インターネット上の各デバイスに固有のアドレスが割り当てられます。このアドレスは4つのセクションに分割され、各セクションは0~255の数字で構成されています。セクションは「ドット」で区切られます。 IPv4アドレスの例としては、「192.168.1.1」があります。このアドレスでは、192はネットワークID、168はサブネットID、1はホストIDを表しています。最後のドットの後の数字は、通常はホストのローカルインターフェイスを表します。
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【IT用語解説】狭帯域(ナローバンド)とは?

狭帯域(ナローバンド)とは、限られた周波数範囲のみを使用する通信方式を指します。これにより、大量のデータを同時に送信することができませんが、低コストで安定した通信が可能になります。通常、アナログ信号を使用して、電話やファックスなどの音声通話やデータ送信に利用されています。
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IT用語『AP』とは?

-APの定義- AP(Application Programming Interface)とは、異なるソフトウェアコンポーネント間で通信するためのインターフェイスのことです。あるソフトウェアが別のソフトウェアの機能を利用できるようにするための橋渡し的な役割を果たします。APを使用することで、開発者は既存の機能やサービスを再利用でき、開発時間を短縮できます。
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PPPとは?電話回線でのインターネット接続プロトコル

-PPPの基礎知識- PPP(Point-to-Point Protocol)は、電話回線などのシリアルインターフェイスを介してインターネットに接続するためのプロトコルです。PPPを使用すると、コンピュータはモデムやISDNアダプタなどのデバイスを介してインターネットサービスプロバイダー(ISP)に接続できます。 PPPは、データのフレーミング、カプセル化、エラー制御などの機能を提供します。また、認証と暗号化もサポートしているため、接続のセキュリティが向上します。PPPは、IPCP(IP Control Protocol)を使用してIPアドレスをネゴシエートし、LCP(Link Control Protocol)を使用してリンクの確立と維持を行います。 PPPは、電話回線の他にも、ISDN、DSL、光ファイバーなどのさまざまなタイプのシリアル接続に使用できます。ただし、現在はブロードバンド接続が広く普及しているため、PPPは主にダイヤルアップ接続やバックアップ接続に使用されています。
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IT用語『ギャランティー型』とは?

ギャランティー型とは、システムの稼働率やサービスレベルなどの性能を保証するサービス形態です。この保証は、サービスプロバイダーが自社または第三者のインフラストラクチャを介して提供します。ギャランティー型サービスでは、サービスレベル契約(SLA)が定義され、その中で期待される性能のレベルと、性能が達成されなかった場合の補償措置が規定されています。
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DNSサーバーとは?仕組みと役割を解説

DNSサーバーの役割と仕組み DNSサーバーは、ドメイン名をIPアドレスに変換する重要な役割を果たします。この変換は、私たちがウェブサイトにアクセスしたりメールを送信したりするときに不可欠です。DNSサーバーがなければ、私たちはドメイン名を入力するだけで特定のウェブサイトにアクセスすることができず、代わりにIPアドレスを手動で入力する必要がありました。 DNSサーバーは、ドメイン名と対応するIPアドレスを格納する大規模なデータベースを維持しています。このデータベースは、他のDNSサーバーと接続され、常に最新の状態に保たれています。ユーザーがドメイン名を入力すると、ローカルDNSサーバーが対応するIPアドレスを検索し、それをユーザーのブラウザまたはメールクライアントに返します。このプロセスは通常、数ミリ秒しかかかりません。
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IT用語『ネームサーバー』ってなに?

ネームサーバーとは、インターネット上のドメイン名とIPアドレスを対応付ける重要なシステムです。ドメイン名はウェブサイトのわかりやすいアドレスで、IPアドレスはウェブサイトの実際の位置を示す番号です。ネームサーバーは、ドメイン名が指定されたIPアドレスにアクセスできるように、ドメイン名とIPアドレスの変換を行います。つまり、ユーザーがブラウザにドメイン名を入力すると、ネームサーバーが対応するIPアドレスを検索し、ユーザーを正しいウェブサイトに導くのです。
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無線LANとは?わかりやすく解説

-無線LANとは何か- 無線LANとは、無線通信機能を利用したローカルエリアネットワーク(LAN)のことです。有線LANとは異なり、無線LANではネットワークケーブルを使わず、無線電波でデータのやり取りを行います。このため、無線LANに対応する機器であれば、物理的な距離に制限されずにネットワークに接続することができます。また、ネットワークの構成や再設定が容易で、柔軟性が高い点も特徴です。
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EDIとは?企業間における電子データ交換について

-EDIの仕組み- EDI(電子データ交換)は、企業間で標準化された電子フォーマットを使用してデータをやり取りする仕組みです。手動によるデータ入力やファックス送信などの従来の方法によるデータのやり取りに取って代わります。EDIでは、取引文書(注文書、請求書、納品書など)がコンピュータで生成され、相手方のコンピュータに直接送信されます。 EDIシステムは、次のコンポーネントで構成されています。 * -翻訳ソフトウェア-取引文書をEDIフォーマットに変換します。 * -VAN(付加価値ネットワーク)-データの安全かつ信頼できる伝送を可能にするネットワークプロバイダーです。 * -受信者ソフトウェア-受信したEDIデータを自社のシステムの形式に変換します。 EDIプロセスでは、次の手順が行われます。 1. 送信側は取引文書をEDIフォーマットに変換します。 2. 翻訳ソフトウェアを使用して、データをVANに送信します。 3. VANは、データを安全に受信者に転送します。 4. 受信側の受信者ソフトウェアを使用して、データを自社のシステムの形式に変換します。
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ライブストリーミングとは?仕組みと活用例

ライブストリーミングとは、リアルタイムで動画や音声を配信する技術です。従来の動画とは異なり、録画・編集を経ることなく、ライブ中継のようにリアルタイムに配信されます。そのため、視聴者と配信者が双方向でコミュニケーションを取ることができ、没入感と臨場感が高い視聴体験を提供します。
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回線速度とは?通信速度との違いを解説

回線速度とは? 通信速度はそのスピードの名称ですが、回線速度は、通信回線を通じてどれだけ速くデータが転送できるかを表しています。つまり、回線速度は高速道路の幅を指し、通信速度は車(データ)のスピードを指します。回線速度が速いほど、通信速度も速くなる傾向がありますが、常に同じではありません。
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VLANってなに?

-VLANの概要- VLAN(Virtual LAN)とは、物理的なネットワーク構造とは無関係に、論理的にネットワークを分割する技術です。ブロードキャストドメインを制限することで、ネットワークのセキュリティとパフォーマンスを向上させます。 VLANは、異なる階層や部門などの論理的なグループにユーザーを分類するために使用されます。これにより、各VLAN内のトラフィックが他のVLANに漏洩するのを防ぎ、機密データに対する不正アクセスのリスクを軽減できます。さらに、VLANは、帯域幅の管理やネットワークのトラブルシューティングの効率化にも役立ちます。 VLANは、ポートベース、MACアドレスベース、またはプロトコルベースのいずれかで実装できます。ポートベースのVLANでは、スイッチのポートが特定のVLANに割り当てられます。MACアドレスベースのVLANでは、デバイスのMACアドレスによってVLANが決定されます。プロトコルベースのVLANでは、パケットのヘッダー情報に基づいてVLANが割り当てられます。
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国際電気通信連合(ITU)とは?

-ITUの歴史と概要- 国際電気通信連合(ITU)は、電気通信に関する国際的な標準化機関です。その起源は1865年にさかのぼり、国際電信連合として設立されました。当初は、国際的な電信サービスの規制と標準化に焦点を当てていました。 19世紀末から20世紀初頭にかけて、無線通信の急速な発展に伴い、ITUは無線通信の分野でも役割を果たすようになりました。1932年に現名称である国際電気通信連合に変更し、電話、無線、電信の分野を網羅するようになりました。 現在、ITUは193の国と地域を会員国として有し、電気通信の開発と利用に関する国際的な協力と調整を図っています。また、電気通信の技術的および運営上の標準化を行い、スペクトラム管理や衛星通信の分野でも重要な役割を担っています。
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IT用語『NIC』ってなに?

NIC(Network Interface Card)とは、コンピュータとネットワークを接続するためのハードウェアコンポーネントです。ネットワーク上の他のデバイスと通信するための物理的なインターフェイスを提供し、コンピュータがネットワークにアクセスできるようにします。NICは、通常、マザーボードに接続され、イーサネットケーブルやWi-Fiアンテナなどの外部ネットワーク接続を可能にします。
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ISDNターミナルアダプターとは?ターミナルアダプターとの違い

ISDNターミナルアダプター(TA)は、ISDNサービスを利用するための機器であり、通常の電話回線をISDN回線に変換します。これにより、アナログ電話機やファクシミリ機をISDNネットワークに接続して、データや音声の送受信が可能になります。 TAは、ISDNターミナルアダプターと一般的なターミナルアダプターの2種類があります。ISDNターミナルアダプターは、特にISDNネットワークに接続する目的で設計されています。一方、通常のターミナルアダプターは、イーサネットやシリアルなどの異なる通信プロトコル間の変換に使用できます。
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IPマルチキャストとは?仕組みやメリットを解説

IPマルチキャストとは、ネットワーク上の複数の宛先ホストに同時にデータを送信できる通信方式です。従来の放送方式とは異なり、特定の宛先グループに限定してデータを配信します。これにより、ネットワーク帯域幅を効率的に利用し、遅延を最小限に抑えることができます。 IPマルチキャストでは、宛先グループは「マルチキャストグループ」と呼ばれ、固有のマルチキャストアドレスが割り当てられます。データを送信するホストは、このマルチキャストアドレス宛てにパケットを送信します。ネットワーク上のマルチキャスト対応ルータは、パケットを受け取ると、宛先グループに属するホストにのみ転送します。この仕組みにより、データは複数のホストに同時に配信され、帯域幅の無駄がなくなります。
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受信メールサーバーとは?POP3とIMAP4の違い

受信メールサーバーは、メールを送信者から受信者へ転送する中継点として機能します。メールクライアントがインターネットを通じて受信メールサーバーにアクセスすると、サーバーは受信メールをクライアントにダウンロードします。受信メールサーバーは、送信メールサーバーと協調して動作し、メールの送信と受信の両方のプロセスを容易にします。これにより、ユーザーはメールをインターネット上でシームレスに送受信できるようになります。
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IT用語『first one mile』の特徴と仕組みを解説

「first one mile」とは、IT用語で、データやサービスがクラウドやインターネット上に送信される最初の距離を指します。この距離は、データのソースからインターネットサービスプロバイダー(ISP)のネットワークまでの物理的な距離を指します。first one mileは、データ転送の速度と品質に大きな影響を与えます。大規模なデータセットやリアルタイムアプリケーションの場合は、first one mileの最適化が不可欠となります。