作業中のディレクトリ(working directory)とは
ITの初心者
先生、「working directory」って一体何のことを指すのですか?
IT・PC専門家
「working directory」というのは、「カレントディレクトリー」とも呼ばれるものです。
ITの初心者
「カレントディレクトリー」とは、具体的にはどのような意味があるのですか?
IT・PC専門家
それは、今現在行っている作業に関連するディレクトリーのことを指します。
working directoryとは。
IT用語である「working directory」は、実際には「カレントディレクトリー」という言葉と同じ意味を持っています。
working directoryとは
作業中のディレクトリ(working directory)とは、オペレーティングシステムやさまざまなソフトウェアアプリケーションにおいて、現在利用されているディレクトリーのことを指します。この特定のディレクトリーは、システムがコマンドやタスクを実行する際の基準点、すなわち出発点として機能します。一般的に、作業中のディレクトリーは、コマンドプロンプトやファイルエクスプローラーなどのユーザーインターフェースで表示されます。また、作業中のディレクトリーは、cd(change directory)コマンドを用いることで簡単に変更することが可能です。
カレントディレクトリーとの違い
-カレントディレクトリとの違いについて-
作業中のディレクトリは、ユーザーが現在作業に従事しているディレクトリを意味します。一方で、カレントディレクトリは、シェルによって設定されているディレクトリであり、コマンドを実行する際の デフォルトのディレクトリとしての役割を果たします。通常、カレントディレクトリは作業中のディレクトリと一致しますが、`cd` コマンドを使って異なるディレクトリに移動した場合、カレントディレクトリと作業中のディレクトリが異なることがある点には注意が必要です。
working directoryの変更方法
-working directoryの変更方法について-
working directoryとは、コマンドラインインターフェイスで使用されている現在のディレクトリを指します。ここにおいては、作業するファイルやディレクトリの絶対パスや相対パスを指定して入力することができます。working directoryを変更するためには、`cd`(change directory)コマンドを使用します。
`cd`コマンドの構文は以下のようになります。
cd [オプション] [ディレクトリパス]
`[オプション]`パラメータには、`-P`(物理パスを使用)や`-L`(シンボリックリンクパスを使用)など、ディレクトリ変更の方法を指定することができます。ディレクトリパスパラメータには、移動先の新しいディレクトリの絶対パスまたは相対パスを記入する必要があります。
コマンドでworking directoryを確認する
「作業中のディレクトリ(working directory)」を確認したい場合には、コマンドを利用します。コマンドプロンプトまたはターミナルを開き、次に示すコマンドを入力してください。
pwd
このコマンドを実行すると、現在のworking directoryの絶対パスが表示されます。working directoryとは、ユーザーが現在操作しているディレクトリを指しますので、各コマンドはこのディレクトリ内に存在するファイルとディレクトリに作用します。
working directoryの活用方法
working directoryの活用方法について
working directoryは、コマンドラインからファイルやディレクトリにアクセスする際に非常に役立ちます。コマンドを実行する前に、”cd” コマンドを使用して working directory を変更することが可能です。例えば、プロジェクトのルートディレクトリに移動したい場合には、次のように入力します。
cd /path/to/project-directory
このようにして、working directory は、コマンドラインから新しいファイルを作成したり、既存のファイルを編集したりする際にも利用されます。例えば、”touch” コマンドを使って新しいファイルを作成することができます。
touch new-file.txt
また、同様にして、”rm” コマンドを使用すれば、ファイルを削除することもできます。
rm old-file.txt
さらに、working directory は、スクリプトやプログラムを実行する際にも重要な役割を果たします。実行したいスクリプトが存在するディレクトリに working directory を変更する必要がありますので、意識しておくことが大切です。